2021年度よりオーケストラ部門の音楽監督を務めているエル・システマジャパンが、国際交流基金「地球市民賞」を受賞しました。設立10年にわたる「文化・芸術による地域づくりの推進」をご評価頂いてのことだそうです。

私が関わらせていただいたのは2020年から（当時は客演指揮者）ですので、同団体の歴史のほんの一部分に過ぎませんが、こうして10年にわたる関係者の献身と成果をご評価いただいたことを大変に嬉しく思います。普段からご支援・ご声援をくださっているみなさま、心より御礼申し上げます。そして、ご関係のみなさま、本当におめでとうございます。

なぜ音楽するのか、何のために音楽するのか、という「フィロソフィー」がしっかりしているところが、エル・システマジャパンの良さだと私は感じています。まさしく、「文化・芸術による地域づくりの推進」とあるように、いつも未来のために音楽している感覚があり、同団体の拠点のある各地で指導に携わるたびに何ともいえない充実感を味わっています。

今回の受賞の報に触れ、これからも自分にできることを目一杯やりつつ、私もさらに成長しなければと背筋が伸びるような思いがしました。これを励みとして、まずは2022年3月20日／21日に予定されている「相馬子ども音楽祭」に全力を尽くして参ります。2022年もエル・システマジャパンの活動をどうぞよろしくお願い致します。

（福島民報2022年2月1日ニュース：「エル・システマジャパン」に国際交流基金地球市民賞　福島県相馬市で音楽教育支援）

（福島民友2022年2月2日ニュース：「エル・システマジャパン」地球市民賞に選出　相馬で音楽教育）

（World Ensemble News: ‘Controlled Chaos’: In Soma, New Techniques Produce Stronger Rehearsals でも受賞に言及されております。Congratulations to El Sistema Japan on recently receiving the Japan Foundation’s 2021 Citizen’s Award for “[helping] children affected by the Great East Japan Earthquake grow stronger through music.” Learn more in this announcement from the Japan Foundation.）