いま自分は大きく間違った選択をしているのではないか、という焦燥。32歳となったいまの感情をただ率直に示すならこうだ。
cahier
教養とは何か
愛情こそが何物にも優先する、ということに日々確信を得る。それは対象への敬意と言い換えても外れてはいないだろう。
生と死の間にある美しさと憂鬱
雨なので、ひっそりと篭っていた。朝にラフマニノフの交響曲第二番を勉強。思い入れがありすぎて近寄りがたかったこの曲を、ついに指揮するときがきた。
貴志康一と歌川広重、福井市立美術館にて
明日から福井大学フィルさんと三泊四日の合宿。その前日に福井に入ってホテルに籠もり、ひたすら貴志康一のヴァイオリン協奏曲を勉強していました。
小林康夫、あるいはシベリウスの二番
夏の夜。私の大学院時代の師匠である小林康夫先生をお迎えして、東京大学「学藝饗宴」ゼミナールのセミファイナル回を開催しました。小林先生と場をご一緒すると、帰ってから文章を書かずにはいられなくなります。それぐらい、小林先生の言葉は私の「内側」を閃光で射抜くのです。
酔いの身振りで
毎年誕生日には、筆が走るままに思う事を書き付ける。自分が満足するためだけに文章を書く。
ポルトガルの国際指揮コンクールで優勝致しました。
2018年4月23~28日に開催されたポルトガルの国際指揮コンクール(The BMW IV International Conducting Masterclass and Competition)にて優勝致しました。同コンクールでの優勝は日本人初となります。コンクール初参加でこのような賞を頂いたことを、大変嬉しく思っています。
死について考える演劇
私の友人から、面白そうな演劇のお誘いを頂いたので告知させて頂きます。演劇ユニットmimimal( http://www.mimimal.jp )さんの2つのパフォーマンス。カジュアルに死について考えられる場所を作ることを目指しているとのことです。
表現のリ・デザイン
先日、とある場所で5時間講義をさせて頂きました。新年早々に自分のこれまでの歩みを纏め直すような機会を頂いて有難かったです。それなりに時間があるので「変奏曲」のような形式でやりましたが、5時間があっという間だったという感想を頂いて嬉しい限りでした。
新年、歌の国から
イタリアで年越しをするのも二度目になった。ある程度その国の言語に晒されると、夢をその国の言語で見はじめるようになる。 コップに満ちて行った水が溢れるように、ある程度のリミットを超えるとこの現象が起きる。フランスにいた頃には、滞在一週間ぐらいでその現象が起きた。 はじめてイタリアに来たときには三日目でそうなった。