4度目のマニラ、そしてセブへ。

Worldship Orchestraの2016年度2月マニラツアー、全5公演と共に無事に終了致しました。同行して下さったYasutaka Eidaさんが撮って下さった写真を見て頂ければ、鮮やかにその瞬間の音が聞こえてくるのではないかと思います。UUUオーケストラとあわせると、マニラで指揮するのは4回目。Rizal Parkで指揮するのも4回目です。

もしかするとこの場所でこんなに指揮している日本人は私ぐらいかもしれないな、なんて思えるほど、随分とマニラの事情に慣れて来たように思います。ちょっとやそっとのトラブルでは動揺しなくなりましたし、英語でのリハーサルにも抵抗がなくなりました。そして今回は、Worldship Orchestraが生まれてからちょうど一年の節目となるツアー。自分が指揮者として生きていく事を選択してから一年の区切りとなるステージ。今回のツアーは私にとって、ある意味で集大成のようなものでした。

トリプティークに3つのジャポニスム、ラプソディー・イン・ブルーにカルミナ・ブラーナ…どれもRizal Parkで演奏したいと思い続けていた曲ばかり。納得のいくプログラムに、全エネルギーを注いでついてくださる奏者たち。目を真っ赤にしながら演奏してくださった皆さんと目をあわせながら、この時間が永遠に終わって欲しくない、と何度思ったか分かりません。「カルミナ・ブラーナを振る前、背中から青い炎が立ち上るのが見えます」と言って下さった方がいましたが、自分でもそれはそうかもしれない、と思えるぐらい、音楽に入り込んでいたように感じています。

全身全霊を音楽に捧げたこの数日間は限りなく充実したものでした。今回このメンバーとこのプログラムを演奏できたことを誇りに思っています。カルミナ・ブラーナの最後の和音を全身で支えながら、音楽をしていてよかったと心底思うことができました。やりきった、という充実感でいっぱいです。今日まで支えて下さった方々に心より御礼申し上げます。本当に本当にありがとう!

Tondo Chamber Orchestra
一年半にわたって指導しているトンド・チェンバーオーケストラ。
リハーサル!
リハーサル!
フィリピン国歌と日本国歌。
フィリピン国歌と日本国歌。コンサートの開始時間、つまり陽が沈むころにこの曲を指揮していると、いつもじーんとしてしまいます。
大好きなRizal Parkで。素晴らしい合唱団でした。
大好きなRizal Parkで。素晴らしい合唱団でした。
星空の中で
星空の中で
カルミナ・ブラーナ!
躍動!
満員のお客様!
満員のお客様!
ラプソディ・イン・ブルー
小林真央さんとラプソディー・イン・ブルー。風が吹き抜け、噴水がはじける野外ステージでこの曲を演奏することが、僕の長年の夢でした。
Encore!
幸せな一枚。
ゴールイン。
ゴールイン。
全員で!
Worldship Orchestra & Manila Symphony Orchestra & Manila Junior Symphony Orchestra & Viva Voce&Tondo Chamber Orchestra
全ての終わりに。
鳴り止まないカーテンコール、総立ちのRizal Park。嬉しかった!

 

(付記)

コンサートツアーが終わったあと、友人たちとセブに飛んで、数日間のリフレッシュを楽しんできました。懐かしいSeven Spirit音楽教室を訪れ、私のフィリピンの弟子(?)であるRJくんに指揮法のレッスンを少し。別れ際に彼に新しい指揮棒を一本あげたところ、指揮棒を愛おしそうに抱きしめてくれたのが、目に焼き付いています。またセブにいくよ。

RJくんに指揮レッスン
RJくんに指揮レッスン

 

 

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