宿泊先の横のリストランテでランチを取っていたら、横のご夫婦と仲良くなりました。「歌劇場にオペラの勉強をしにきている」と話したところ、「じゃあAlena di Veronaにも行ってみるといいよ!」とおすすめされて、その30分後にはヴェローナに宿を予約し、特急に飛び乗っていました(笑)イタリアにきても相変わらずです。
演目はまさに今勉強している『トゥーランドット』!バッティストゥーニ指揮でゼッフィレッリ演出でした。非常に壮観な舞台で、やっぱり三幕の「誰も寝てはならぬ」は特別な曲だなあと思わされます。Pingを務めたソリストのフェデリコ・ロンギは昨年少し関係させて頂いた歌い手で、再会にとても不思議な感じがしました。
オペラはとても楽しかったし、横のベルギー人ご夫妻と仲良くなったりもしたのだけれど、やっぱりこういうのは一緒に見る相手、終わってから一緒にお酒を飲みながら語る大切な相手がいてこそだなあと思わされます。ワインは一人で空けても楽しくないのです。ヨーロッパの文化に「二人」というのが強く根付いていることを感じた一日でした。