「学藝饗宴」2018 京都合宿 -聴竹居と吉田寮

ディレクターを務めている東大学藝饗宴ゼミ、知人の和菓子作家:坂本紫穂さんを御招きした和菓子会、そして京都での合宿と続いています。まずは京都での合宿から!

京都で何を見てほしいかめちゃくちゃ考えたのですが、そこで思い至ったのが藤井厚二の木造モダニズム建築「聴竹居」でした。ゼミ生ひとりひとりにスケッチブックをプレゼントし、ここを貸し切ってワークショップ。しかも建築を専門とするアシスタントの吉野くんと学生さんたちが、「聴竹居」ワークショップのためのブックレットを作ってくれて、これがまた素晴らしい。マッキントッシュが表紙に添えられているのが憎いです。

「聴竹居」ワークショップでは、解説頂いた現地スタッフの方々からも、「素晴らしいワークショップ、豊かなイマジネーションを持った学生さん!これからこの方法を聴竹居でも真似させて頂きたい」というお言葉を頂いて、大変に嬉しい思いをしました。「聴竹居」の機能とデザインの両立、リズム感、モチーフを切り詰めた上での生成発展のさせ方など、それぞれに得るものが大きかったのではと思います。

夜には、京都大学の方々のご厚意で「吉田寮」を見学させて頂き、京大生たちと交流。ユニークに温かくもてなしてくださった京大のみなさんに感謝です。東大のゼミ生たちと京大の学生さんが違和感無く麻雀をしていると夕食は祇園で絶品の九条ねぎ饂飩を堪能しました。

二日目の今日は自由行動ということで、学生たちは課題図書とした鷲田清一『京都の平熱』を踏まえながら、各々興味のあるところに旅立っていきました。昨年の仙台フィル&せんだいメディアテーク&鷲田清一先生対談という仙台合宿に続いて、今年度もとても充実した京都合宿になっています。一緒に設計してくれたゼミの運営学生の皆さん、おつかれさまでした!

 

守破離。京都合宿のテーマであったかもしれません。
守破離。京都合宿のテーマであったかもしれません。

 

 

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