福井の大好きな寿司屋にて、各地から奏者として来てくれた友人達と冬の魚を堪能。そこに行きつけの割烹料理屋の大将が客としてふらりと訪れ、奇遇ですね、という話をして一緒に飲んでいたところ、先に帰られた大将が我々の会計をほぼ全額支払って下さっていたことが判明。あまりにも粋すぎる…。
自分の周りには格好いい大人がたくさんいて、20代の時からそういう粋な大人たちに育ててもらった。そのことがどれだけ有難いことであったか、30代後半になって痛感する。いま自分がそれなりにお酒やお料理に関心があるのは、ひとえに先達たる大人たちに沢山連れ回してもらったからに他ならない。自分もそういう大人になって、次の世代に返していかなければと強く思う。利己ではなく常に利他の精神で。一年の終わりを前にして、そのことを胸に刻む。