カマルゴ・グァルニエリ「ショーロ集」

4月に注力していた仕事が形になって届きました。ナクソス・ジャパン様より発売の、カマルゴ・グァルニエリ「ショーロ集」ライナーノーツを執筆しています。ブラジルのクラシック音楽はヴィラ=ロボス以外にも素敵な作曲家や曲がたくさん!グァルニエリはその筆頭といってもよいでしょう。

たとえば「トレメンベーの花」は、室内楽でもっと演奏されるべき作品と思います。Vol.1では「形式、そして統合」と題してグァルニエリの生涯と作風の変遷を7500字で書き下ろしました。先日出させて頂いたばかりのクラウジオ・サントロもそうでしたが、この作曲家についても日本語で書かれた資料はほとんどなく、おそらくは、いま日本語で読むことのできるものの中では相当に詳細な文章になったかと思います。

あわせて、グァルニエリにとって「ショーロ」というものが一体何であったのかについても考察を寄稿しました。Vol.1解説が1万5000字、Vol.2が1万字弱とまた今回も気合を入れて書きましたので、愛好家のみなさまのお役に立つことができましたら幸いです。

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