高校時代から一緒した実家の犬「ぐり」が旅立ちました。享年18歳2ヶ月28日でした。死に立ち会うこともできず、何か物を送ることも間に合わなかったので、一つだけ詩を書いて送り、印刷して火葬の棺に入れてもらうことにしました。ミシェル・ドゥギーとフィリップ・ジャコテを響かせた14行詩です。
Glitter Ode 走れ、双子座の輝く空を 目は見えなくなり 耳は聞こえなくなり それでも彼は駆け続けた 遠くへ、春の終わりに! 最も美しい光の季節に 短き足と力強い鼓動で ひとが至らぬところまで 18歳、そして2ヶ月 名に応え続けた彼はいま 無限に続く未来を前にした 1人の若者に立ち返る 天へ送る火を 尽き果てることなきものへ