35歳を終えるに当たって、この一年で成したことを纏めておこうと思います。35歳が自分の人生の一区切りとなるように、これまで注力してきたことの集大成となるように生きたつもりでした。こうして振り返ってみて、出来る限りのことはやったかなと思えます。
<演奏>
- フランスで開催されたユースオーケストラの国際音楽祭Eurochestriesに招聘指揮者として参加
- ブラジル独立200周年記念コンサートの企画・指揮
- プロオケ2団体:関西フィルと「街道東征」公演指揮、湘南鎌倉フィル創設25周年記念演奏会指揮
- 大学オケ3団体:福井大学フィル、埼玉大学管弦楽団、九州大学芸工オケ(正確には35歳になった翌日の演奏会ですが)
- アマオケ2団体:カルセドニーシンフォニーオーケストラ、フェローオーケストラ(キッズコンサート及び定期演奏会)と共演
- エルシステマ2公演:音楽監督としてエル・システマジャパンの駒ヶ根・相馬の音楽祭指揮。とくに相馬ではブラームス「交響曲第一番」演奏を実現。
<文筆、研究、楽譜校訂>
- ブラジル渡航、リオ、サンパウロ、ブラジリア滞在。ヴィラ=ロボス博物館でリサーチおよびディスカッション。
- 春秋社より初の単著『ヴィラ=ロボス ブラジルの大地に歌わせるために』出版(500ページ)
- 駐日ブラジル大使御臨席の出版記念会見開催。
- 朝日新聞「じんぶん堂」連載(ブラジル音楽について、全2回)
- NAXOSのブラジルシリーズのCD解説執筆 3作合計約30000字(アウメイダ・プラド、カルロス・ゴメス、セーザル・ゲーハ=ペイシ)
- 小倉朗作品の復活演奏
- 貴志康一のバレエ音楽「天の岩戸」楽譜校訂
<講義および講演>
- TEDxUTokyoに登壇(スピーカー&ステージホストとして2年連続)
- 高校/大学:慶應(オーケストラと指揮)、東大(「カンディード」分析、庄司紗矢香氏と対談など)と灘(指揮についての土曜講座)で講義。
- 一般/企業:芦屋市民講座(ブラジル音楽セミナー)、未来経営研究会(創造性について)、JT(文化の信託について)で講義。
- その他インタビューや取材等多数
<その他>
- ロンドン渡航
- ポルトガルとの2024年プロジェクトの下準備
- 淡路島の音楽家オーディション審査員(全2回)
- キャラバンストリングスVol.3錦江町および地球システム倫理学会での演奏プロデュース
- 指揮レッスン門下3名+全国各地の学生指揮者たち
35歳で演奏した作品(一部)
<邦人作品>
- 信時潔「街道東征」「海ゆかば」
- 小倉朗「オーケストラのためのブルレスク」
- 伊藤康英「管弦楽のためのぐるりよざ」より「祭り」
- 福田洋介「さくらのうた(管弦楽版)」
- 久石譲「千と千尋の神隠し」より「ふたたび」
<ブラジル作品>
- カルロス・ゴメス『グァラニー族の男』序曲
- ヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ第9番」「ブラジル風バッハ第4番 前奏曲」
- ネポムセノ「ブラジル風連作」より「バトゥーキ」
- フェルナンデス「田園風東方の三博士祭」
- サントロ「フレヴォ」
- アブレウ「チコチコ・ノ・フヴァ」
<その他の交響曲・管弦楽曲>
- ベートーヴェン「交響曲第6番 田園」
- ブラームス「交響曲第1番」
- ドヴォルザーク「交響曲第6番」
- チャイコフスキー「交響曲第1番」
- チャイコフスキー「交響曲第5番」
- カリンニコフ「交響曲第1番」
- リムスキー・コルサコフ 組曲「シェヘラザード」
- マスネ 組曲「絵のような風景」
- フォーレ「マスクとベルガマスク」
- ドビュッシー「小組曲」
- ロッシーニ「ファゴット協奏曲」
- ガーシュウィン「パリのアメリカ人」
- ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」組曲
- メンデルスゾーン「ルイ・ブラス」序曲
- ヨハン=シュトラウス2世「こうもり」序曲
- サン=サーンス「サムソンとデリラ」よりバッカナール
- ヴィヴァルディ「調和の霊感」「四季」
- プッチーニ「交響的前奏曲」
- バルトーク「ルーマニア民族舞曲」
- チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」
- シュトラウス「ポルカ 雷鳴と雷光」
- チャイコフスキー「雪娘」より「道化師の踊り」
- バデルト「パイレーツ・オブ・カリビアンメドレー」
- ロジャース「サウンド・オブ・ミュージックメドレー」
- 相馬盆唄
ここからさらに文章を綴りたいところですが、明日から九州大学芸工オケさんとの演奏会(チャイコフスキーの1番!)が控えているので、全て終わってからということで…。
すでに沢山お祝いのメッセージを下さった皆さん、お返事に少々時間を頂きますがお許しくださいね。沢山の方々に支えて頂いて楽しく駆け抜けた一年間でした。