駆け抜けた一年でした。大晦日の今日もずっと書き物と譜読みに集中していて、振り返りの記事を書こうと思ったらもう陽が沈んでいてびっくり。でも、その慌ただしさが心地よく、とても健康に過ごすことが出来た一年であったように思います。
全てではなく一部ですが、2023年に国内で成したことを時系列で纏めてみました。
<2023年の国内での活動(演奏・講演・対談・執筆・出版など)>
- 1月23日:『レコード芸術』2月号の「ライナーノーツ選手権」 木許解説執筆のCD2枚選出。
- 2月1日(東京):「ゲニウス・ロキの探求 大地が歌うように」講演
- 2月12日(神奈川):フェローオーケストラの定期演奏会を指揮。
(小倉「ブルレスク」、ガーシュウィン「パリのアメリカ人」、ドヴォルザーク「交響曲第6番」)
- 3月4日(鎌倉):湘南鎌倉フィルハーモニック管弦楽団を指揮。
(小倉「ブルレスク」、チャイコフスキー「白鳥の湖」組曲(バレエ付き)、チャイコフスキー「交響曲第五番」) - 3月10日(福岡):九州の大学生の卒業オーケストラであるカルセドニー・シンフォニー・オーケストラを指揮。
(サン=サーンス「バッカナール」、ドビュッシー「小組曲」、リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」) - 3月20日:500ページの単著『ヴィラ=ロボス – ブラジルの大地に歌わせるために』(春秋社)出版
- 3月20日(東京):表参道スタインウェイサロンにて出版記念記者会見
- 3月26日(福島):エルシステマ相馬の音楽祭を指揮。
(チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」、ブラームス「交響曲1番」など) - 3月31日:Naxos Japan カルロス・ゴメス「オペラ序曲・前奏曲集」CD解説(6000字)
- 4月19日-20日(兵庫):オーディション審査員
- 4月25日(東京):東京にて、東京大学学藝饗宴ゼミ「カンディード、そしてアタヰズムと翅」講義。
- 4月29日:TedxUTokyoインタビュー「形式への叛逆」
- 4月30日(東京):TedxUTokyoのステージホストとして安田講堂に登壇。
- 5月4日/11日:朝日新聞Web 「じんぶん堂」にて二回の連載(前半/後半)7000字
- 5月7日(埼玉):埼玉大学管弦楽団の定期演奏会を指揮。
(メンデルスゾーン「ルイ・ブラス」、マスネ「絵のような風景」、ベートーヴェン「交響曲第六番 田園」) - 5月26日:Naxos Japan アウメイダ・プラド「オリシャーたちの交響曲」CD解説(17000字)
- 5月28日(福岡):九州大学芸術工学部フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会を指揮。
(プッチーニ「交響的前奏曲」、フォーレ「マスクとベルガマスク」、チャイコフスキー「交響曲第1番」)
- 7月14日:Naxos Japan クラウジオ・サントロ「交響曲全集第3集~交響曲第8番、チェロ協奏曲ほか」CD解説(6000字)
- 7月16日(群馬):大泉にてProjeto Música Sem FronteirasとFellow Orchestraのジョイントコンサートを指揮。
(シュトラウス「美しく青きドナウ」ほかブラジル音楽など) - 7月23日(兵庫):神戸室内管弦楽団&神戸市混声合唱団の「子どもコンサート 不思議な森への大遠足」を指揮。
(メンデルスゾーン「交響曲第三番 スコットランド」抜粋、アイヴズ「カントリーバンド行進曲」、松崎国生「家に帰るまでが」など)
- 8月10日-12日(鹿児島):錦江町にて、「錦江町クラシックVol.1 フルート・フェス!」をモデレート、司会
- 8月18日:共著『エル・システマ 音楽が与えてくれるもの』(eN Edition電子書籍)出版
- 9月16日:東京大学オンラインメディアUmeetより取材
- 9月18日(直島):Naoshima Synesthesia Festival、芸術監督補佐および事務局長として企画・運営
- 9月18日:「プログラムノート、あるいは音楽と言葉をめぐるエッセイ」
(武満徹「妖精の距離」ドビュッシー「ヴァイオリン・ソナタ」ラヴェル「弦楽四重奏」ショーソン「コンセール」)15000字 - 9月22日:Naxos Japan ヴィラ=ロボス「チェロ協奏曲第1、2番」CD解説(12000字)
- 10月7日(福島):エルシステマ相馬の弦楽器教室の発表会を指揮。
(ヴィヴァルディ「二台のチェロのための協奏曲」、ブリッジ「アイリッシュ・メロディ」など) - 10月8日(東京):フェローオーケストラのキッズコンサートを指揮。
(ロッシーニ「ウィリアム・テル」序曲やレハール「メリー・ウィドウ」ワルツなど) - 10月17日(京都):リツアンSTCオフィスにて「京都でフランスを知る -音楽、文学、そしてワイン-」対談
- 10月21日(静岡):静岡サレジオ学園にて、第31回静岡県私学初等教育研修会におけるパフォーマンスと講演「個性と協調 -指揮者が語る創造性の育成術」
- 10月24日(東京):東京大学学藝饗宴ゼミ「マノン・レスコー – 水のプロソディ-」講義
- 10月28日(兵庫):灘校土曜講座 指揮マスタークラス(通算8回目)
- 11月9日:東京の日本ブラジル中央協会にて講演「ヴィラ=ロボスの魅力を語る」
- 11月15日(愛知):名古屋外国大学にて講演と演奏「ピアノで辿るヴィラ=ロボスの果てしなき世界」
- 11月16日-17日(兵庫):オーディション審査員
- 11月29日(東京):代官山にて、サンパウロ交響楽団コンサートマスター、バルディーニ氏との対談・演奏「ブラジル・クラシック音楽の魅力に迫る」
- 11月30日-12月1日(兵庫):オーディション審査員
- 12月10日(福井):福井大学フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会を指揮。
(サン=サーンス「死の舞踏」、リスト「レ・プレリュード」、ボロディン「交響曲第2番」) - 12月18日(東京):東洋大学管弦楽団「第九」演奏会を指揮。
(ベートーヴェン「交響曲第9番」) - 12月25日「現代ギター 2024年1月号」特集記事「ヴィラ=ロボスとは何者か」(16000字)
- 12月27日(東京):「無形資産/非財務資本」をめぐるパネルディスカッション モデレーター
- 12月29日:東京大学オンラインメディアUmeet後編
- 12月31日:某所施設 BGM選定
以上、纏めると下記のようになります。
【演奏会】
14公演(うち12公演指揮/2公演プロデュース)
【講演・講義・対談】
12回(いずれも出版を見据えて講義録あり、合計20万字程度)
【出版物および連載】
合計10本:単著1冊(40万字程度?)、共著1冊、CD解説およびプログラムノート5枚(計5万字強)、雑誌特集記事1本(1.6万字)、Web連載2回(合計7000字)
【その他】
インタビューおよびメディア露出(公演評や単著への書評など):約10本。
東京で開いている指揮レッスン:全25回開催。
オーディション審査員:全3回。
応援してくださった方々、ご一緒してくださった方々のおかげで、非常に充実した一年となりました。これからも、たくさんの旅を重ねながら音と言葉を紡いで参ります。遠く深いレゾナンス(Resonance)を起こし続けられるように!2024年もどうぞよろしくお願いします。