12年目のブラームス1番

3月に入ってから、全国各地を移動してベートーヴェン六番、チャイコフスキー五番、シェヘラザード、ブラームス一番を毎日振り続けるという日々を過ごしていました。そのなかでも特別に大変なのがブラームス!しかし子どもたちが素晴らしい集中力で取り組んでくれて、弾き終わったあとに曲の魅力を受け止めて目を真っ赤にしている子すらいました。

震災から12年を経た日の翌日に、ブラームスの1番を初めて最初から最後まで通す。誰もそのことを敢えて言葉にはしなかったけど、今がとても特別な時間であることを全員感じていたと思います。私にとってもブラームスの一番はずっと封印していた曲ですが、その最初がこの演奏会で良かったと心底感じています。ここまでこの団体を支え続けてこられた全ての方々への感謝と共に全身全霊で、苦悩から勝利へ至るように!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です