久しぶりに自宅に戻ると、1万字ほど解説を執筆したフランシスコ・ミニョーネの協奏曲集のCDが届いていました。と同時に、公私ともにミニョーネのパートナーであった素晴らしいピアニスト、マリア・ジョセフィーナ・ミニョーネが7月中旬に101歳で天寿を全うされていたことを知りました。(Morre aos 101 anos a pianista Maria Josephina Mignone.)
ヴィラ=ロボスにとってのアルミンダのように、ミニョーネという作曲家が今もなお愛奏されるために彼女が果たした役割は甚大なものがありました。本稿をミニョーネ夫人に捧げます。