人生最大に忙しい12月到来。まずは鎌倉覚恩寺コンサートのナビゲーター、無事に終わって一安心!当日は、それぞれの作品や作曲家について「風・光・水」という要素に触れつつ解説しながら、プログラムの底に流れる2つのテーマについてお話ししました。
1.音楽が国境や文化を超えていくときの原動力のひとつである「詩」の役割について。あるいは「詩」がないことによる(ヴォカリーズ)普遍性について。
2.ブルッフの「コル・ニドライ」に見られる宗教と音楽の関係、文化規制と宗教的寛容の問題について。
とくに後半については、朝比奈恵温和尚様からも「鎌倉宗教者会議」の取り組みのお話に繋げて頂き、お寺で演奏会を開くということの意義を感じて頂けたのではないかと思います。
会場の覚恩寺の三蔵は響きも紅葉も美しく、素敵な演奏と相俟って時間が経つのがあっという間でした。関係者の皆様、来て下さった皆様、ありがとうございました!