年末年始に必死に解説と歌詞翻訳を作っていた「ヴィラ=ロボス交響曲全集」(ナクソス・ジャパン)が、3月号の「レコード芸術 特選盤」に選ばれました。嬉しい!!!

年末年始に必死に解説と歌詞翻訳を作っていた「ヴィラ=ロボス交響曲全集」(ナクソス・ジャパン)が、3月号の「レコード芸術 特選盤」に選ばれました。嬉しい!!!
「稽古とは一より習い十を知り 十よりかえるもとのその一」。偉大なる千利休の教え。久しぶりにベートーヴェンの「運命」交響曲を勉強し直したり、自分を指揮の道に導いてくれた教室の門下発表会を一聴衆として聞いたりして、この週末はそのことを強く思った。
「書く」のではなく「書けてしまう」。そういう次元に自分を持っていけるかどうかが問題なのだ。少なくとも自分にとって物を書くということは、書く努力をするのではなく、そういう次元を作り出すために何をするか、ということのほうが大きいのかもしれない。
指揮して六年目になるはずだった福井大学フィルハーモニー管弦楽団。今年はコロナの影響で、残念ながら定期演奏会を開催することが叶わず、春から今までリハーサルも一緒することがないまま冬を迎えてしまった。日本海の魚の身が締まってくるように、寒くなってくると福井大学フィルの音も締まってくる。そんな笑い話を毎年のようにするぐらい、僕の冬は福井大学フィルと共にあった。
昨年8月から12月まで客演指揮者を務めたエル・システマジャパンですが、2021年1月をもちまして、エル・システマジャパンの音楽監督(オーケストラ)に就任することとなりました。日頃から多方面でご声援を頂いております皆様に心から御礼申し上げると共に、これからも一層同団体の発展に貢献できるよう、私なりのチャレンジを重ねて参ります。
静寂のなかに音の渦を招き入れる。作曲家の遺した楽譜に仕えて祈るその先に、生み出す時間と空間の「化身」となる。
難しい局面でしたが、諸々を万全に対策し、地域の方々からのご協力とご理解を頂いて、なんとか実現することができました。
「いいオーケストラ」ってなんだ?僕の考えでは、それは一人一人にアンテナがビシバシ立っていて、見えない線が細かく張り巡らされている「チーム」のことだ。
アカデミーヒルズさんでの鼎談を終えました。事前打ち合わせで聞いていた進行と全く異なって、私の持ちパートが全て飛ばされてしまい、準備していた組織論などの話をすることができなかったのが大変に心残りです。今回のために新しい内容を数日かけて準備していたのですが…。せめて、音楽が「橋」であり、世界を知る手がかりになりえるということが伝わっていればと願います。
エル・システマジャパンの客演指揮者に着任して最初のコンサートです。バッハからラターまで、幅広いプログラムでラインナップしてみました。ラターにはジャズっぽいところがたくさんあるのですが、バロックからジャズまで分け隔てなくチャレンジしてみようぜ!という私なりのメッセージのつもりです。