大学オーケストラの危機だ。このままでは、この文化が失われてしまう。もちろん大学オーケストラのみならず他の文化芸術やスポーツの部活・サークルも同様に危機にあるだろう。しかしここではとにかく、私が長く関わってきて実情を知って […]
Year: 2021
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(エル・システマ ジャパン, 2021)
GWということで、ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 全楽章をお届けします。先日のエル・システマジャパンとの「世界子ども音楽祭」(東京芸術劇場)で指揮した際に私物で撮影したライブ録音・映像です。※公開許諾済み
喪の先にある雫 -『死の都』のパラフレーズ-
恒例の東京大学「学藝饗宴」ゼミの初回講義。前回の『ラ・ボエーム』に続いて初回講義でお話しするのも9回目。今回は、ローデンバック『死都ブリュージュ』とコルンゴルト『死の都』を、<オクシモロン>と<雫>という切り口から読み解 […]
常の岬
岬に立って、打ち寄せる波を見る。白波がぶつかる陸の先端はいつしか海になるだろう。その絶壁を自分の肌に重ねることを夢想する。吹き寄せる潮風。宙に舞って霧消するしぶき。絶壁は常に戦いの中にある。
言葉と音楽のあわいで
先日の「世界子ども音楽祭」にてベートーヴェンの第五番をご一緒頂いたオーボエ奏者の方から、大変にありがたいご感想を頂きました。とても嬉しかったので、僭越ながらご紹介させて頂きたく思います。
「いま、夜が明ける!」with 東京ニューシティ管弦楽団
新しい季節ですので私もご報告をひとつ。東京ニューシティ管弦楽団さんと共演させていただくことになりました。9月24日紀尾井ホールです。我が哲学の師・小林康夫から投げられた言葉「いま、夜が明ける!」に応答するようにプログラム […]
貴志康一「ヴァイオリン協奏曲」校訂・監修版完成!
途方もない時間をかけた大仕事がついに完成しました。全ては2018年の福井大学フィルとの演奏からはじまり、ここに結実!楽譜本体の校訂のみならず、1万字を超える解説を書き下ろし、しかも世界に届けたいという思いから解説英訳も掲 […]
「運命」すら味方につけて
「世界子ども音楽祭」in 東京2021終演!!音楽に全身全霊を捧げることができました。まだずっと、耳の奥にあの響きがこだましています。
エル・システマ「世界子ども音楽祭2021 in 東京」
何年もかけて関係者のみなさんが開催に苦闘されたこの音楽祭。海外からの来日は叶わずビデオ出演という形になりますが、予定通り開催いたします。私は後半でベートーヴェンの「運命」を指揮します。
私なりのニュー・イヤー・コンサート!with commodo
久しぶりに東京での公演でした。同団体とは五年ぶりの共演。トークでも少しお伝えしましたが、まだ震災の爪痕深く残る石巻に訪問して演奏した際の経験がなければ、今の私はないと思います。