カンボジアの記憶、アジアで演奏するということ。

プノンペン国際音楽祭にて、モーツァルトとベートーヴェンを指揮してきました。人生で二度目のカンボジア、人生で二度目の海外での「運命」!やっぱりこの曲は特別で、UUUオーケストラ&セブ・フィルハーモニックオーケストラとセブで演奏した日のことを思い出しながら飛行機に乗り、アシアナ航空で仁川を経由してプノンペンに向かいました。国際音楽祭の最終公演を指揮させて頂くというのはとても名誉なことで、ありがたい限りです。

薮田翔一さんおめでとう!

書き下ろしのヴァイオリン協奏曲Rewireを初演させて頂いた現代音楽作曲家・薮田翔一さんが、ジュネーブ国際音楽コンクール 作曲部門で優勝されました。Rewireは、実際に音にしてみるとゾクゾクするぐらい神聖なところがあって感動したのを強烈に覚えています。うまく言葉にできませんが、薮田さんの作品からはいつも、空間が研ぎ澄まされていくような気配を受けます。

Worldship Orchestraのダイジェスト映像を頂きました。

創設時より関わらせて頂いて、現在は正指揮者を務めておりますWorldship Orchestraのダイジェスト映像を作って頂きました。僭越ながら私が「ワールドシップ」という名前を付けさせて頂いて以来、かなり多くの時間をこのオーケストラと共に過ごしてきただけに、こうやって活動を纏めて頂くと感無量なものがあります。

雨の本郷、秋の詩

夏学期の東京大学教養学部全学ゼミに続いて、冬学期からは東京大学公共政策大学院で毎週金曜日に鈴木寛教授のもと、指揮者・慶應義塾大学SFC研究所上席所員として、ある講義の助手を務めています。大学・大学院時代のほとんどを駒場で過ごした身としては本郷は久しぶり。

出会いと再会の駒場

東京大学フィロムジカ交響楽団さんの団内演奏会にお声がけ頂いて、六年ぶりに駒場の音楽室で棒を振った。ここは自分にとって、はじめてオーケストラの前に立って棒を振った思い出の場所。モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジークに、フルート協奏曲第二番。師匠に憧れて、アンコールにヴィラ=ロボスのプレリュード。

四年目の向日葵

8月の16日から18日にかけて、今年も宮城の石巻を回って演奏してきました。アンサンブル・コモド(学生音楽ボランティア団体Commodo)さんが毎年夏に企画されている東北でのボランティア演奏会です。2012年より数えて、今年で4年目を迎えることとなりました。

それはテルプシコラのごとく – 砂原伽音に寄せて

私は指揮者であり、彼女はバレリーナである。しかし彼女が作り出す時間は、私にとって、最も充実した音楽のレッスンの一つである。なぜならば彼女のレッスンはいつも、バレエという芸術のみならず、音楽の考え方に対しても多くの示唆を与えてくれるからだ。

リハーサル・ラッシュ

リハーサル・ラッシュの日々です。木曜日は新宿、金曜日は蒲田、土曜日は立川で日曜日は高尾。有り難い事にこれから12月末まで週末はほとんどリハーサルと本番が入っており、こうして沢山の方と一緒に音楽をさせて頂けるのは本当にとても幸せなことだなとしみじみ思っています。

アリアを聞きながら

アリアを聞きながら、その人が手に収めている時間と空間の広がりを考える。時間の見通し。意識の触手を延ばしうる空間のサイズ。それを「巻き込む力」と言い換えても良いだろう。すっかり親しくなった歌の友人たちの素晴らしい演奏を聴かせて頂きながら、第一声目から人の心を鷲掴みにする「何か」はこの要素に尽きると思った。