巨匠のそばで

「君ならなんとでも生きていけるよ。」山口でアシスタントをさせて頂いたあと、立花隆先生から頂いたこの激励で僕は全ての踏ん切りをつけて指揮のほうへ走った。本当になんとでも生きていけるのか、やってみようと思った。24歳のころだ […]

これからの大学の講義について

前の記事に書いた満員電車と満員の客席についての考察の付録。東京の多くの大学の授業はこの状況でオンライン開講に移行したが、これが一段落したあとも全て元に戻すのではなく、実技をメインとする大学を除いてオンライン講義を一部続け […]

伸びやかな叛逆

自宅にポール・シニャックの複製画を迎えた。「サン=トロペの港」と題されたシニャック屈指の作品だ。1901年-1902年の制作、つまり19世紀から20世紀への転換の時期に描かれたこの作品を眺めて、この一ヶ月半はひたすら家で […]

天上の望遠鏡

ヘルベルト・フォン・カラヤンが今も生きていたら、どうしただろうなと最近よく妄想する。Youtubeで気軽に映像を見たり、多くのひとが撮影や編集、配信出来る可能性を得た世の中。そして生演奏を届けることができなくなった今。