四年目の向日葵

8月の16日から18日にかけて、今年も宮城の石巻を回って演奏してきました。アンサンブル・コモド(学生音楽ボランティア団体Commodo)さんが毎年夏に企画されている東北でのボランティア演奏会です。2012年より数えて、今年で4年目を迎えることとなりました。

東京大学フィロムジカ交響楽団・団内演奏会を指揮します。

9月6日、東京大学フィロムジカ交響楽団の団内演奏会を指揮させて頂くことになりました。翌日からマニラ入りなので中々ハードなスケジュールですが、母校である東大、それも駒場キャンパスに呼んで頂けるようになるのは一つの夢だったので、とっても嬉しいです。団内演奏会といえどもコンサートであることには変わりありません。思い入れたっぷりに全力で頑張りたいと思います。

和の距離 – 尾高尚忠「フルート協奏曲」をめぐって –

福井へ第2回リハーサルに向かう車中でこの文章を書いている。7月初旬の東京は日照時間わずか10分程度という記録的な曇り空と雨模様だったが、昨日あたりから雲は晴れ、夏らしい陽射しが注ぎ始めた。紫外線に困りつつもどこか人々の顔は晴れやかになり、夏服を着た人々に擦れ違うことが楽しく思える。(アーウィン・ショウの『夏服を着た女たち』ではないけれども…。)

三冊をめぐって

あるインタビューでおすすめの本を三冊紹介してほしい、ということだったので、かなり悩んだ末に、コクトー『僕自身あるいは困難な存在』(La Difficulté d’être)と、リルケ『マルテの手記」(Die Aufzeichnungen des Malte Laurids Brigge)と立花隆『青春漂流』の三冊を挙げました。