街の中心から少し離れたところに宿を取った。仕事を終えてから、歩きたかったから。石畳が当たる感触を確かめながら、自分が異邦人であることを、帰路のたびに感じたかったから。
cahier
FACP日本加入、そしてバンコクにて
このたび、FACP(アジア文化芸術交流促進連盟)JAPAN における日本最初の個人会員として名を連ねさせて頂くことになりました。FACPは35年以上にわたり、アジア全域の舞台芸術団体の連携・文化促進をめざして活動を展開してきた団体であります。
江國香織さんと
チーフディレクターをしている「学藝饗宴」ゼミにてお招きした江國香織さん、そして編集者の木葉さんと対談しました。江國さんの丁寧で詩的な言葉に魅了された時間でした。言葉を携え、言葉の可能性に賭けて生きていきたい。
Steve Davison氏と
Once Upon a TimeやIt’ a small world holidayをはじめ、ディズニーの数々のスペクタクルとパレードを生み出した名匠Steve Davison氏とお話させて頂きました。Lead Creative Executive of Parades and Spectaculars for Walt Disney Creative Entertainmentという、いわばウォルト・ディズニーのショーの芸術監督を務める氏の瞳は、少年のようにいたずらっぽく、きらきらしていました。
「学藝饗宴」フィナーレ
長い間注力していた仕事の一つが終わりました。パリのマラルメの「火曜会」にインスパイアされた東京大学『学藝饗宴』ゼミのフィナーレのディレクション&オーガナイズ。かねてから計画していたウィーン的な「本物」のサロンでの演奏+鼎談。文化庁長官・学術振興会理事長・文部科学大臣補佐官という豪華な鼎談者の先生方、そしてウィーンから帰国してくれた盟友のフルーティスト・北畠奈緒さんとピアニスト・吉岡由衣さん!
和菓子×ワインの会
紫陽花の季節、銀座で和菓子とワインを合わせる会にご招待頂く。和菓子作家・坂本紫穂さんによる工夫を凝らした素晴らしいマリアージュ!練り切りにチリのピノ・ノワールが合うのはびっくり。五つの和菓子をつらぬく儚いストーリーとポエジーを湛えたネーミング、そしてふくよかな味わい。すべてを通じて感じたのは「真夏の夜の夢」というテーマであり、「憧れ」という儚い感情の変奏でした。五感のコレスポンダンスをフルに楽しませて頂いた素晴らしい夜、大満足です。ありがとうございました!
仙台にて鷲田清一先生と対談
九州大学の本番を終えてそのまま仙台に向かい、仙台フィルのリハーサルを見せて頂いて勉強。そして東京大学「学藝饗宴」ゼミ仙台合宿の一環で、哲学者・鷲田清一先生とご一緒させて頂きました。指揮の下野先生の愛情が爆発するドヴォルザーク六番に感動し、翌日は鷲田清一先生とお話させて頂くという、きわめて充実した日々。
再びダイアログ・イン・ザ・ダークへ引率してきました。
東京に来てからもう10年近くになるけれども、そのなかでも「目の覚めるような体験」を挙げるとすれば、このダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)が真っ先に思いつきます。体験が3回、引率が2回。音楽に行き詰まったときには、いつもDIDを訪れてきました。
遊び人は何者になったか
30歳になった。歳を重ねるごとに文章を綴って来たけれど、この歳を迎えるにあたっては、自分の文章を引用せずに始めることは出来ない。25歳。大学院生のときに記した文章であり、もう二度と書くことはできないだろうと思える文章がある。
九州大学芸術工学部フィル、初リハーサル!
博多に来ています。九州大学芸術工学部フィルさんとの初リハーサル!大好きなプーランクにプロコフィエフ。大好きすぎて、初回からかなり立ち入ったリハーサルをさせて頂きました。