エル・システマジャパン 2021年度国際交流基金「地球市民賞」(The Japan Foundation Prizes for Global Citizenship)受賞

2021年度よりオーケストラ部門の音楽監督を務めているエル・システマジャパンが、国際交流基金「地球市民賞」を受賞しました。設立10年にわたる「文化・芸術による地域づくりの推進」をご評価頂いてのことだそうです。

コロナ禍の大学オケ、指揮者の苦悩

ちょっとニッチな話になりますが、表にはなかなか出てこない苦しみを綴りたいと思います。タイトルの通り、私が書くことができるのは指揮者という職業についてのみとはいえ、ここで書くことは、大学オケに関わるソリストやゲストプレイヤーにも当てはまることかもしれません。

これが、それだ!

福井大学フィルハーモニー管弦楽団第69回定期演奏会、無事に開催することができました。感染症対策のため終演後にホワイエに出ることができず、ご来場いただきました皆様やOBOGのみんなに挨拶もできませんでしたが、この情勢のなかで沢山の方々にお運びいただきましたこと、深く感謝申し上げます。

2022年、音楽に何ができるのか

あけましておめでとうございます。日本で年越しをするのは2年連続、しかも「笑ってはいけない」も放送されないということで、ディスプレイから離れてデジタル・デトックスをする年末年始となりました。いまこそ「絶対に笑ってはいけないオーケストラ」を企画したら良いのに…!笑

夜が明けた!

東京ニューシティ管弦楽団さん、東京ホワイトハンドコーラス、田中彩子さんとの「いま、夜が明ける!」コンサート、規定座席のほぼ満席、ソールド・アウトにて終演しました。ご来場頂いた皆様、ご一緒してくださった皆様、表裏で支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。とくに、東京ニューシティ管弦楽団の皆様には、あたたかく力強いサポートを沢山頂いたおかげで、本番のあの熱狂に至ることが出来ました。深く御礼申し上げます。

ブラジル風バッハ第9番

この数日は、9月24日のコンサートで指揮するヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ9番」をひたすら勉強していました。8分の11拍子のフーガ、とんでもなくレンジの広い響き!この曲がどれほど緻密に練られたものであるのか、ようやく少し分かってきた気がしています。

わたしたちの海へ

数冊の楽譜だけを持って最愛の宿に向かう。35歳になる前に必ずここに帰ってこようと思っていた。先程までのリハーサルは「あめつちのうた」。「うみへ!」と歌うあの美しい音楽に導かれるように、わたしは9月に発行される書籍に「海へ」と題した変奏曲を寄せた。そして、この宿には星空と海だけがある。わたしが愛した、わたしたちの海がある。