恒例の東京大学「学藝饗宴」ゼミの初回講義。前回の『ラ・ボエーム』に続いて初回講義でお話しするのも9回目。今回は、ローデンバック『死都ブリュージュ』とコルンゴルト『死の都』を、<オクシモロン>と<雫>という切り口から読み解 […]
Month: 4月 2021
常の岬
岬に立って、打ち寄せる波を見る。白波がぶつかる陸の先端はいつしか海になるだろう。その絶壁を自分の肌に重ねることを夢想する。吹き寄せる潮風。宙に舞って霧消するしぶき。絶壁は常に戦いの中にある。
言葉と音楽のあわいで
先日の「世界子ども音楽祭」にてベートーヴェンの第五番をご一緒頂いたオーボエ奏者の方から、大変にありがたいご感想を頂きました。とても嬉しかったので、僭越ながらご紹介させて頂きたく思います。
「いま、夜が明ける!」with 東京ニューシティ管弦楽団
新しい季節ですので私もご報告をひとつ。東京ニューシティ管弦楽団さんと共演させていただくことになりました。9月24日紀尾井ホールです。我が哲学の師・小林康夫から投げられた言葉「いま、夜が明ける!」に応答するようにプログラム […]
貴志康一「ヴァイオリン協奏曲」校訂・監修版完成!
途方もない時間をかけた大仕事がついに完成しました。全ては2018年の福井大学フィルとの演奏からはじまり、ここに結実!楽譜本体の校訂のみならず、1万字を超える解説を書き下ろし、しかも世界に届けたいという思いから解説英訳も掲 […]