和菓子×ワインの会

紫陽花の季節、銀座で和菓子とワインを合わせる会にご招待頂く。和菓子作家・坂本紫穂さんによる工夫を凝らした素晴らしいマリアージュ!練り切りにチリのピノ・ノワールが合うのはびっくり。五つの和菓子をつらぬく儚いストーリーとポエジーを湛えたネーミング、そしてふくよかな味わい。すべてを通じて感じたのは「真夏の夜の夢」というテーマであり、「憧れ」という儚い感情の変奏でした。五感のコレスポンダンスをフルに楽しませて頂いた素晴らしい夜、大満足です。ありがとうございました!

 

仙台にて鷲田清一先生と対談

九州大学の本番を終えてそのまま仙台に向かい、仙台フィルのリハーサルを見せて頂いて勉強。そして東京大学「学藝饗宴」ゼミ仙台合宿の一環で、哲学者・鷲田清一先生とご一緒させて頂きました。指揮の下野先生の愛情が爆発するドヴォルザーク六番に感動し、翌日は鷲田清一先生とお話させて頂くという、きわめて充実した日々。

終演!九州大学芸工オケ第47回定期演奏会

30歳最初の本番、九州大学芸工オケさんの定期演奏会終演致しました。チェレプニンの「遠き王女」、プーランク「牝鹿」、プロコフィエフの交響曲七番「青春」。極めて珍しいプログラミングでしたが、九州中で話題になったようで、778名ものご来場者に恵まれました。東京から来てくれた友人や、母校の先輩であるピアニスト園田涼さん、そして作家の江國香織さんにもこの演奏会を聞いて頂けたこと、幸せです。

再びダイアログ・イン・ザ・ダークへ引率してきました。

東京に来てからもう10年近くになるけれども、そのなかでも「目の覚めるような体験」を挙げるとすれば、このダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)が真っ先に思いつきます。体験が3回、引率が2回。音楽に行き詰まったときには、いつもDIDを訪れてきました。

遊び人は何者になったか

30歳になった。歳を重ねるごとに文章を綴って来たけれど、この歳を迎えるにあたっては、自分の文章を引用せずに始めることは出来ない。25歳。大学院生のときに記した文章であり、もう二度と書くことはできないだろうと思える文章がある。

 

出版のお知らせ

ブラジルの作曲家、ヴィラ=ロボスについての拙稿が出版されました。Amazonなどでも入手可能です。「パリのヴィラ=ロボス ―『ショーロス』から『ブラジル風バッハ』へ―」と題したもので、昨年に東京文化会館で指揮したコンサートを契機に書き続けていたものです。

慶應SFCゼミ追いコン

昨夜は慶應SFCゼミの追いコンでした。一年間めいっぱい時間を共にした学生さんたちを送るのは、嬉しくもあり、寂しくもあります。私にとっても実り多い時間で、沢山の勉強をさせて頂きました。卒論指導をさせて頂いた全員、良い顔で卒業できてよかった。学生の皆さんから素敵なプレゼントまで頂いてしまい、とても嬉しかったです。

『遠き王女』をめぐって

6月に指揮する、九州大学芸術工学部フィルハーモニー管弦楽団さんの演奏会のため、エドモン・ロスタンの戯曲La princesse lointaine(『遠き王女』)を読み進めていました。というのは、プログラムの一曲目であるチェレプニン『遠き王女への前奏曲』が、このロスタンの戯曲にインスパイアされて出来た音楽だからです。

宝塚ベガジュニアアンサンブル10thコンサート!

「久しぶり!!」と挨拶してあとは音楽で会話。そんなことが出来るのは、本当に楽しいものです。先日のベガジュニアアンサンブルとの10thコンサート、そしてソリストの白小路さんと秋元さんとのメンデルスゾーンのダブルコンチェルトは、最高に幸せな時間でした。