博多に来ています。九州大学芸術工学部フィルさんとの初リハーサル!大好きなプーランクにプロコフィエフ。大好きすぎて、初回からかなり立ち入ったリハーサルをさせて頂きました。
Music
出版のお知らせ
慶應SFCゼミ追いコン
昨夜は慶應SFCゼミの追いコンでした。一年間めいっぱい時間を共にした学生さんたちを送るのは、嬉しくもあり、寂しくもあります。私にとっても実り多い時間で、沢山の勉強をさせて頂きました。卒論指導をさせて頂いた全員、良い顔で卒業できてよかった。学生の皆さんから素敵なプレゼントまで頂いてしまい、とても嬉しかったです。
『遠き王女』をめぐって
6月に指揮する、九州大学芸術工学部フィルハーモニー管弦楽団さんの演奏会のため、エドモン・ロスタンの戯曲La princesse lointaine(『遠き王女』)を読み進めていました。というのは、プログラムの一曲目であるチェレプニン『遠き王女への前奏曲』が、このロスタンの戯曲にインスパイアされて出来た音楽だからです。
宝塚ベガジュニアアンサンブル10thコンサート!
「久しぶり!!」と挨拶してあとは音楽で会話。そんなことが出来るのは、本当に楽しいものです。先日のベガジュニアアンサンブルとの10thコンサート、そしてソリストの白小路さんと秋元さんとのメンデルスゾーンのダブルコンチェルトは、最高に幸せな時間でした。
肌を震わせるものを求めて
しばらく立て込んでいて、ブログを更新できていませんでした。この間に、随分と沢山指揮のお問い合わせを頂きありがとうございました。こんなにこのページを見て下さっている方がいらっしゃったのだと、恐縮しつつも大変嬉しかったです。
保護中: 可能性を愛して -バッハとベートーヴェン、そしてリルケへ-
灘校土曜講座2016 -終わりなき「冒険」をめぐって-
三年目となる灘校土曜講座、好評のうちに終了致しました。今年度は前半に芸術論と組織論、後半に「展覧会の絵」を用いた指揮レッスンを行いました。前半では、まずジャコメッティの「冒険」について話すところからはじめ、出口のない不可能の領域のなかを真っ直ぐ突き進むことを、言い換えれば「答えのない問い」に立ち向かうことの意味を伝えたつもりです。
協奏曲の三連休 -グリーグとブラームス-
この三連休はコンチェルト祭りでした。まずは福井にてグリーグのピアノ協奏曲、ソリスト加藤さんとの初合わせ。ついで横浜にて、ブラームスのヴァイオリン協奏曲をソリスト大江くんと初合わせです。お互いどう来るか分からない一回目というのはいつもゾクゾクするぐらい楽しい。音楽の中でコミニュケーションを取って互いを理解していく幸せ、言葉よりもずっと豊かな音楽の会話…コンチェルトの醍醐味だなあと改めて思います。
平城宮×トゥーランドット
一年間かけて取り組んでいたボローニャ歌劇場との仕事、なんとか終演致しました。公益財団法人のプロジェクトマネージャーなるものに抜擢頂いてオペラの全スケジュール取り纏めを担うことになり、最初はどうしようかと思いましたが、皆さんのお力とご好意に支えられて、何とかここまで至ることができました。判断ひとつで300人の時間や億単位の金額が動くということの責任の重さはかなりのものがありましたし、海を挟んだ国際共同制作ならではの意思疎通の難しさや、ほとんど「外交」といってもよいほどの複雑な交渉過程に悶絶する日々でした。