歴史が舞う -ドヴォルザークの「新世界より」-

「そのことを考えたとき、心がわっと動くような感覚に至ること」を自分の勉強状態のバロメーターにしている。それは論理に立脚しながら、どこかで論理を超えたものでなければならない。この感覚を味わえたときにはじめて、<それ>が自分の手の中に少しなりとも入ったのだと思える。

代官山未来音楽塾スタート!

6月から「代官山未来音楽塾」という取り組みを始めます。日本を代表する文化芸術プロデューサーの浦久俊彦さんが塾頭を務め、私が副塾頭を拝命致しました。舞台は、今年50周年を迎える代官山ヒルサイドテラス。2019年春には、塾生たちのいわば卒業制作として「代官山未来音楽祭」を企画・制作・運営予定です。

東京大学『学藝饗宴』ゼミナール 第二期

- 火曜日の夜、学術と芸術を求めんとする若者が駒場に集う - 昨年の春に鈴木寛先生と立ち上げた「学藝饗宴」ゼミナールの第二期がはじまります。第一期目となった昨年はマラルメの「火曜会」をイメージして、少人数でハイレベルな議論や体験を得ることを目指してきました。そして第二期目となる今年は、「ドン・キホーテ」にその姿を託しています。

日本ヴィラ=ロボス協会の2018年

このたび、アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日ブラジル連邦共和国特命全権大使に、日本ヴィラ=ロボス協会の名誉会長としてご就任頂くことになりました。また、現代ブラジルを代表する作曲家であり、ブラジル音楽アカデミーの元会長でもある、エジノ・クリーゲル氏に名誉会員としてご加入頂くことになりました。

新年、歌の国から

イタリアで年越しをするのも二度目になった。ある程度その国の言語に晒されると、夢をその国の言語で見はじめるようになる。 コップに満ちて行った水が溢れるように、ある程度のリミットを超えるとこの現象が起きる。フランスにいた頃には、滞在一週間ぐらいでその現象が起きた。 はじめてイタリアに来たときには三日目でそうなった。