
週末、福井大学フィルと8年目の共演。久しぶりにカリンニコフの交響曲第1番を振る。28歳で大学オーケストラを初めて指揮することになったときの思い出の曲。当時の自分が書いた文章を読み直して、どれだけ自分がこの曲に魅せられていたのかを改めて思う。カンボジアのバスの中で涙していたことを思い出す。慣れないロシア語に格闘したのだった。
週末、福井大学フィルと8年目の共演。久しぶりにカリンニコフの交響曲第1番を振る。28歳で大学オーケストラを初めて指揮することになったときの思い出の曲。当時の自分が書いた文章を読み直して、どれだけ自分がこの曲に魅せられていたのかを改めて思う。カンボジアのバスの中で涙していたことを思い出す。慣れないロシア語に格闘したのだった。
素晴らしいスタッフの皆さんとオーディエンスの皆さんの熱気に支えられ、大きな挑戦をすることができました。「Resonance 共振/共震」ということをめぐって、かなりパフォーマティブなトークをしてみました。
35歳で自分は死ぬのだと思っていた。根拠はない。何かに影響されたわけでもない。ただ何となく、35歳まで生きることができたらいいと思って過ごしてきた。だからこの年になるまでは後先のことなんて考えず、目一杯走って、学んで、ここで尽きたとしても後悔のない人生だったと言えるようにしようと思っていた。
朝日新聞夕刊一面に写真が載ってるぞ!というご連絡を頂いて、34歳最後に何かやらかしたかと思いましたが、違いました。音楽監督を務めているエル・システマジャパンの新拠点についての記事が一面を飾っています。「音楽は平等だ」という、素敵なタイトルで掲載頂いていて、関わるものとして嬉しく思います。ぜひ掲載紙をご覧ください。
6月12日に安田講堂で開催されるTEDxUTokyo2022より登壇オファーを頂きました。デザイナーの原研哉さんやゲームAI研究者の三宅陽一郎さんをはじめ、他のゲストの方々も素敵な方ばかりで、ご一緒できるのが楽しみです。
4月に注力していた仕事が形になって届きました。ナクソス・ジャパン様より発売の、カマルゴ・グァルニエリ「ショーロ集」ライナーノーツを執筆しています。ブラジルのクラシック音楽はヴィラ=ロボス以外にも素敵な作曲家や曲がたくさん!グァルニエリはその筆頭といってもよいでしょう。
音楽祭から約一週間が経ち、当日出演者に感染が広がることもなく、無事に終演のご報告となりました。一日目の合唱&吹奏楽ステージ、二日目のオーケストラステージ共に、渾身のプログラム、渾身の演奏!子どもたちは練習の成果を十分に発揮したどころか、本番でさらに進化してくれました。沢山のお客様に応援して頂き、言葉が追いつかないほど幸せな時間となりました。
3月の地震で延期になってから全てを一から組み直し、再びここまで辿り着きました。オーケストラとは、つくづく奇跡のような営みなのだと思います。5月7日は吹奏楽&コーラスステージ、8日はオーケストラステージ。関わるすべての方々のご尽力と子どもたちの不屈の魂に応えられるよう、私も全身全霊で臨みます。三度の震災を経験した相馬の街に希望の音色が響きわたるように。
文春ギャラリーにて「追悼 立花隆の書棚展」オープニングへ。あのラビリンスのごとき仕事場「猫ビル」を薈田純一さんの写真で振り返りながら(実は僕の指揮棒がこっそり一本映り込んでいます)先生と過ごした時間を思い返します。それは、自分の人生を左右するには十分すぎるほど刺激的な時間でした。