エディクソン・ルイスとタン・ドゥン:コントラバス協奏曲 WOLF TOTEM日本初演

ソリストとの初合わせ。それは指揮者にとって心踊る瞬間のひとつ。ましてやベルリンフィルの偉大なるコントラバス奏者エディクソン・ルイスと日本初演のコントラバス協奏曲となればワクワクせずにはいられない。そして、「いざ!」と合わ […]

マーラー、復活の思想

マーラーについて、ずっと考えていたことに結論を得る。彼はソナタ形式において「再現」したのでもなければ「回想」を導入したのでもない。彼は滅び、生き直すという、「復活」を求めたのだ。彼は伝統的な形式に永劫回帰を組み込んだ。

子どもたちに武満を

今年は節目の演奏会が続く。音楽監督をしているエル・システマジャパンの相馬の音楽祭が第10回を迎える。記念すべき第10回に何の曲をやるか?自分のなかでそれは早い段階から決まっていた。武満徹をやるのだ、と。それも、あえて「海 […]

東京大学にて武満徹論

福井大学フィルとの演奏会後、数日間書斎に籠って武満研究に勤しむ。そして東大駒場キャンパスの懐かしい五号館で授業。立花隆ゼミの活動でよく使ったこの部屋で講師として話すのは(しかも、立花さんが生涯追いかけ続けた武満のことを話 […]

2025年おめでとうございます。

福井より新年お祝い申し上げます。年明けはストラヴィンスキーの勉強に集中したのち、田辺酒造の越前岬「福福」を口開け。絹のように滑らな口当たり、白桃を思わせる味わい…近年頂いた日本酒でトップクラスに印象的な一本で、美味しさを […]