朝焼けのイタリア。教会の鐘が鳴り響く。また今年も年末年始はヨーロッパで勉強をしていて、ミュンヘンからローマ、ボローニャ、そしてカサブランカへと回ることになる。旅するなかで年が明ける。そんな感覚だ。
Year: 2018
憧憬/超克 – 時代の変わり目を生きる-
福井大学フィル第66回定期演奏会(2018.12.24)パンフレットに寄稿させて頂いた文章を掲載します。指揮させて頂いて今年で四年目になるオーケストラですが、音楽のみならず、「文章もぜひ」と毎年お声がけ頂けることをとても […]
教養とは何か
愛情こそが何物にも優先する、ということに日々確信を得る。それは対象への敬意と言い換えても外れてはいないだろう。
25歳の原点、ベートーヴェンの第1交響曲
練馬文化センターにて、初めてご一緒するオーケストラとブラームス&ベートーヴェンのリハーサル。序奏を詰めるだけであっという間に時間が経ってしまうほど、序奏にこの曲の命が詰まっているように思う。
Vogliamo produrre un vino di emozione
自分が関わったプロダクトで中途半端なものは残したくない。久しぶりに徹夜仕事が二日続き、難所を乗り越えて週末。一息つこうと思って、今日の天気にはこれしかないという一本を頂く。
物語を紡ぐこと – 平野啓一郎さんとの対話 –
本日の東大「学藝饗宴」ゼミは、大好きな作家・平野啓一郎さんをゲストにお招きして対談と対話。ご新刊『ある男』を切り口に、比喩の力、愛と恋の関係、他人の生を生きることについて、などからスタート!
高槻市「特別功労賞」を受賞致しました。
文化の日、高槻現代劇場で開かれた式典に。プロ棋士の古森さん、ガンバ大阪のGK東口さんと共に、出身の高槻市より「特別功労賞」を頂きました。
バタイユを通じて-「学藝饗宴」という身振り
教えることは学ぶこと。どちらが先生で学生かなんて、そんな区別は時に必要なくなり、「共に学ぶ」という振る舞いだけがそこにある。ジョルジュ・バタイユを扱った今日の東京大学「学藝饗宴」ゼミナールは、僕にとってそんな時間になった […]
九州大学芸工オケOBの皆さんとラフマニノフ2番!
こんにちはと挨拶をして棒を構えた途端、はじめましての人たちと一つの音楽に互いに向き合える。ひりつくような緊張に興奮。どう仕掛けてくるのだという予感の応酬。昨夜の九州大学芸工オケOBの皆さんとのラフマニノフ2番は最高に楽し […]
貴志康一「ヴァイオリン協奏曲」プログラムノート
福井大学フィルハーモニー管弦楽団第66回定期演奏会のために執筆したプログラムノートを加筆修正して掲載します。転載・引用される際はご一報下さい。