「ヴィラ=ロボスゼミナール」第2回 Brasilidadeの諸相

ブラジル大使館にて、ヴィラ=ロボス協会で主催している「ヴィラ=ロボスゼミナール -ヴィラ=ロボスの横顔」第2回目!第1回目に引き続き、今回も満席となり盛況のうちに終了いたしました。

最初に大使館に新しく赴任されたトゥーリオ文化担当書記官より、ブラジル大使館とヴィラ=ロボス協会の強力なパートナーシップをご紹介いただいたのち、本ゼミナールの趣旨や構想を私から紹介させていただきました。

連続セミナー「ヴィラ=ロボスゼミナール -ヴィラ=ロボスの横顔-」開催によせて

このたび、駐日ブラジル大使館のサポートを得て、日本ヴィラ=ロボス協会では表題の連続セミナーを主催する運びとなりました。昨年に「ヴィラ=ロボス生誕130周年記念」として駐日ブラジル大使館で展覧会を主催させて頂いた事を契機に、実現に至ったものです。

ひとりの作曲家のことを掘り下げていくという営みは、当然ながら、作品の分析に留まるものではありません。その作曲家が生きた文化的土壌、時代背景、交友関係、政治的スタンス、哲学、思想、宗教観など、ありとあらゆるものがその作曲家の存在を作り上げているからです。

ましてや、多作で知られるヴィラ=ロボス。この作曲家の膨大な作品と歩みを研究するには、幅広い分野の研究者と演奏家が連携することが欠かせません。このゼミナールで目指すものは、「横顔」というタイトルが示すように、多様な専門家とのコラボレーションを通じて、ブラジルを代表する作曲家であるヴィラ=ロボスを多面的に捉え直すことであります。ヴィラ=ロボスという存在の複雑さを複雑なまま受け止めて向き合うような、そういう場にしたいと考えています。

ヴィラ=ロボスについての継続的なセミナーが開催されたことは、日本ではあまり例がなく、きっと有意義な時間となることでしょう。そして、この連続セミナーを通じて、ヴィラ=ロボスについての研究を整理・蓄積し、いずれは書籍にしたいと考えています。どうか、皆様の応援を頂けましたら有難く思います。

指揮者/日本ヴィラ=ロボス協会会長
木許裕介

Série de seminários “Seminário Villa = Lobos – O perfil de Villa-Lobos -”
Descrição do evento

Com apoio da Embaixada do Brasil em Tóquio, a Associação Villa-Lobos do Japão realiza uma série de seminários intitulados “O perfil de Villa-Lobos”.
No ano passado foi sediada a exposição “Comemoração dos 130 anos de nascimento de Villa-Lobos” na Embaixada do Brasil em Tóquio, o que se tornou  uma  importante realidade.
É evidente que a pesquisa de um unico compositor não se limita somente ao estudo de sua obra. Trata-se de uma análise cultural de suas origens, apreciação de sua época, amizades, postura política, filosofia, pensamento, visão religiosa, etc., que compoem sua existência.
Além disso, Villa-Lobos é conhecido por suas obras prolíficas. A fim de estudar a enorme quantidade de obras e o percurso de vida deste compositor, é indispensável que não sómente pesquisadores amplamente qualificados assim como músicos, possam se unir no objetivo deste seminário  cujo  titulo é “Perfil”, o que significa que é necessário compreender o compositor representativo do Brasil, Villa-Lobos, através  da colaboração de vários especialistas. Eu gostaria de me aprofundar na complexidade da existência de Villa -Lobos, e penso que este seminário será uma oportunidade ideal.

Não há muitos exemplos no Japão de seminários sobre Villa-Lobos, que estaremos apresentando nesta ocasião, o que certamente será um momento muito significativo.
Através destes seminários, organizarei e acumularei as pesquisas de Villa-Lobos, sobre o qual pretendo escrever um livro. Eu gostaria de lhes agradecer antecipadamente por seu futuro apoio.

そして第2回目の講師は、医師、文化人類学者。東京大学教養学 部中南米科非常勤講師にして歌人の松岡秀明先生!「『Brasilidade』の諸相、ヴィラ=ロボス、トム・ジョビン、セルジオ・メンデス」と題されたご講義は、ボサノヴァの巨匠トム・ジョビンとヴィラ=ロボスの「外」に対するスタンスを比較検討することで「ブラジリダーデ」(ブラジル的なるもの)への向き合い方を浮かび上がらせるというもの。私の専門領域であるヴィラ=ロボスのパリ時代についても先生なりの考察を加えて頂いて、得るところが大きかったです。

前回に引き続き会場は満席で、質疑応答やレセプションでもディープな時間が展開されました。Bachianas Brasileiras 「ブラジル風バッハ」をどういうふうに訳すべきか、ブラジル風でバッハ風というのはどういうことなのか、など、この曲をめぐって文化人類学者、医師、指揮者、大使館職員など多様なバックグラウンドの皆さんで議論できたのはめちゃくちゃ面白かったですね。と同時に、ヴィラ=ロボスや南米音楽を愛される方がこんなにたくさんいらっしゃるのだということに心強い思いがしました。

大使館の皆様や講師の方々、会員の方々のサポートをいただいて、「日本語で執筆されたヴィラ=ロボスの本格的解説書を出す!」という夢が着実に進んでいます。第3回は2019年1月末に開催予定です。どうぞご期待ください!

 

ヴィラ=ロボスゼミナール第二回目
ヴィラ=ロボスゼミナール第二回目

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